11月17日の誕生花は「ツタ」
11月17日の誕生花・ツタの花言葉は「誠実」
《ツタ 漢字で書くと?》
11月17日の誕生花・ツタのご紹介です。
漢字では「蔦」。
塀や壁を緑でおおう、つる性植物。
旺盛な繁殖力で、
建物をすっぽり覆ってしまうほどになります。
現在は紅葉のシーズン。
「真っ赤な家」になっているところも?
《ツタの基本情報》
ブドウ科。落葉つる性植物。
北半球、アジアから北アメリカに15種が分布し、日本には1種のみが本州~九州に自生します。
一般に「アイビー」と呼ばれているのは、ウコギ科の「西洋木蔦(キヅタ)」のこと。こちらは常緑で、科も異なります。
「本家」ツタの花期は、6~7月。
薄い緑色の地味な小花を咲かせ、その後10月ごろに、黒っぽい実をつけます。
ブドウをさらに小粒にしたような感じですが、食用にはなりません。
《ツタは「枕草子」にも登場》
しかし、樹液は甘いようでして、かつては「甘葛(あまずら)」と呼ばれていました。
早春につるを切って集めた樹液を煮詰めて、シロップのような蜜を作っていたらしいのです。
かの清少納言も、「枕草子」第39段「あてなるもの(上品なもの)」にて・・・
「削り氷に甘葛入れて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる」と書いてますので、スイーツとして、お楽しみになったのでしょうな。
《ツタの名前の由来》
名前の由来はスバリ、「つたう」ことから。
他の植物や岩や壁、どんどん「つたって」伸びていきます。
余談ですが、大手メディア企業「ツタヤ(TSUTAYA)」の由来は、
江戸時代の浮世絵の版元・「蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)」の名前から取ったモノ。
《ツタと甲子園球場の「ええ話」》
(以下、2006年の改修工事について・・・)
ダイナミックな伝いっぷりで有名なのは、「甲子園球場」ですが、
じつは現在(2006年)、改修工事がはじまって、外壁から撤去されているとのこと。
コンクリートの外壁があらわになっています。
工事が完了するのは、2009年春の予定。
もちろんまた植えられるのですが、元の通りに、一面がツタで覆われるのは・・・さらに10年後くらい?
ともあれ、しばらくは「すっぴん」の甲子園球場、なワケですね。
再生方法は、なかなか素敵なことが予定されていまして・・・
「阪神タイガース」公式サイトの、「スタッフルーム」をご覧になってみてくださいね!
全国から「誠実」に、ツタの苗木が集まることを楽しみにいたしましょう。
【2014年追記】
その後、無事工事も終了、ツタも順調に生育しているようです!
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