11月23日の誕生花は「ピラカンサ」
11月23日の誕生花・ピラカンサの花言葉は「慈悲」
《ピラカンサは秋の赤い実》
秋冬の庭先を彩る
「赤い実」ブラザース(!?)の一人、
小鳥たちの食堂となっているお宅も、
多いのではないでしょうか。
《ピラカンサ 名前の由来》
ピラカンサとは、ギリシャ語で「火のトゲ」の意味。
赤い実をつけるトゲの多い木ゆえと思われます。
《ピラカンサの基本情報》
バラ科。常緑低木。
原産地は、南ヨーロッパ、小アジア、中国など。
「トキワサンザシ(常盤山査子)」「タチバナモドキ(橘擬)」など数種が「ピラカンサ属」に所属、
総じて「ピラカンサ」と呼ばれることが多いようです。
ゆえに、基本データも「総じて」のものであると、お考え下さい。
日本への渡来は、明治時代。
高さは、2~6メートルほど。
花期は、5~6月。
直径1センチ弱の、白い5弁花をびっしりと咲かせます。
その後、10月ごろには、赤やオレンジ、黄色の実がたわわに・・・
「トキワサンザシ」は、赤い実、
「タチバナモドキ」は、オレンジ色の実をつけます。(アップで見ると、柿っぽい)
と言っても、こちらも直径5ミリ前後の小粒なので、「びっしり」という感じが近いでしょうか。
《ピラカンサと小鳥との関係は?》
赤やオレンジの実は、食糧が乏しくなる冬に、野鳥にはありがたい存在。
とにかく数が多く実る!
しかし青酸系の有毒成分を含むので、小鳥たちも一度に大量には食べないようです。
「ちょい食べ」程度なら、命に別状はないのですね。
このさじ加減が絶妙な印象ですが・・・。
ゆえに、長い間枝に残り、広範囲に種を拡散させることができるワケです。
人間にとっては、もちろん食用にはなりません。
《ピラカンサのトゲは?》
盆栽に仕立てられるほか、刈り込みに強いので、垣根にも用いられます。
するどいトゲは、枝の先端が変形したもの。
「泥棒よけ」の垣根には、いいかもしれませんが、剪定などの手入れには、ちょっとやっかいかも?
ともあれ、実は小鳥たちにとっては、「慈悲」深い存在であることは、間違いないでしょう。
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