11月27日の誕生花は「ヌルデ」
11月27日の誕生花・ヌルデの花言葉は「信仰」
《ヌルデ 漢字で書くと?》
11月27日の誕生花・ヌルデのご紹介です。
漢字表記は「塗るで」!では、なくて・・・
「白膠木」と書きます。
でも、「塗り物」に樹液が使われていたことが由来なので、
もとは「塗るで!」だったのかも!?
(違う違う)
・・・「塗る手」?
(しつこいっちゅーの)
《ヌルデの基本情報》
ウルシ科。落葉小高木。
日本、中国、朝鮮半島など東アジアに分布。
日本では、北海道、本州、四国、九州の丘陵~山地の林でみられます。
高さは、6メートルほど。雌雄異株です。
花期は、8~9月。
黄白色をした数ミリ程度の大きさの小花を、枝の先に房状に咲かせます。
その後10月ごろになると、雌株には赤い実がなります。
11月は、見事な紅葉のシーズンです。
《ヌルデの別名は?》
秋の赤い実は、次第に白く粉をふいてきます。
粉の正体は「リンゴ酸カルシウム」というもの。
塩辛い味がする成分で、かつては塩代わりに利用されていたことも。
ゆえに、地方によっては、「シオノキ(塩の木)」「シオカラノキ(塩辛の木)」「ショッペノキ(塩っぺの木)」などと呼ばれております。
《ヌルデは「お歯黒の木」!》
しかし、この木の「メインうんちく」は・・・
なんといっても「お歯黒の木」だということ!
「お歯黒」とは、かつての風俗で、女性が歯を黒く染めることです。
成人女性・既婚女性のしるしとされ、見た目はかな~りブキミな感じもしますが、じつは「虫歯予防」にも一役買っていたそうな。
(虫歯でお悩みの方・・・やってみます?・・・)
この木には、「ヌルデシロアブラムシ」という虫が寄生することがあります。
そうすると、ヌルデは防衛反応として、寄生された葉や枝などを異常な形に変形させることがあるんです。
これが「虫こぶ」で、割ってみると、中には黒紫色のアブラムシがわさわさと生活しています。
ヌルデの虫こぶは「タンニン」を豊富に含み、暗紫色の染料が採取され、歯だけでなく、白髪染めにも使われていました。
この「虫こぶ」、お世辞にも採ったり触ったりしたくなるものでは、ありません。
ましてや中には、アブラムシがぎっしりと・・・!
(昆虫苦手の方、心臓の弱い方は、 想像しすぎませんよう。
しかしご興味ある方は「ヌルデ 虫こぶ」等で検索してみてくだされ)
一体何がキッカケで、使ってみようと思ったのか・・・先人の知恵の働かせ方は、全くもって摩訶不思議。
何かの「信仰」に、導かれでも、したのでしょうか。
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