11月28日の誕生花は「ツルバキア」
11月28日の誕生花・ツルバキアの花言葉は「落ち着きある魅力」
《ツルバキアの別名は?》
11月28日の誕生花・ツルバキアのご紹介です。
別名「ルリフタモジ(瑠璃二文字)」
「ツルバキア・・・5文字じゃないの!?
なにゆえフタモジ?」
という怒濤の疑問(!?)が聞こえてくるようでありますが、
そのココロは、下段にて。
《ツルバキアの基本情報》
ユリ科。多年草(球根植物)
原産地は、南アフリカです。
日本への渡来は・・・追跡調査にはげみます・・・が、沖縄では野生化しているものがみられるようです。
草丈は、30~40センチ。
花期は、4~11月。
一定以上の温度がある地方では常緑となり、四季咲きの性質をもちます。
水はけの良い砂地を好み、乾燥した土壌の花壇材料にオススメ。
花色は、薄紫、ピンク、白。
伸びた茎の先に、直径2センチ弱の星形をした可憐な花を咲かせます。
ニラの親戚で、葉や茎には、よく似た臭いがあります。
食用にもされるようですが、味はやっぱり「本家ニラ」に軍配。
《ツルバキア 別名の由来》
さて、別名「ルリフタモジ」の心とは・・・
「女房言葉でニラのこと」。
「女房言葉(にょうぼうことば)」とは、
室町時代初めごろから、宮中に仕える女房が使い始めたとされる、暗号チックな言葉づかいのことです。
上品な言葉づかいだとされ、主に「衣食住」に関する事がらについて使われました。
次第に武家や町民の女性の間に広がり、現在まで残るものも結構あります。
たとえば、「しゃもじ」「すもじ=寿司のこと」「おかず」「おでん(田楽に、おをつけた)」などなど。
「11月27日」の項でご紹介した「お歯黒」も。
ニラは、同じく匂いの強いネギと対比され、
ネギ・・・「葱(昔は「き」と呼ばれました)」が一文字であるのに対し、「韮(にら)」が二文字であるから。
すなわち、「瑠璃色の花が咲くニラ」の意味。
「ルリニラ」だとイマイチだ、と言うことで、
この典雅な「落ち着いた美しさ」を持つ語感の、和名になったのでしょう。
