12月6日の誕生花は「マルメロ」
12月6日の誕生花・マルメロの花言葉は「魅惑」
《マルメロ 名前の由来は?》
12月6日の誕生花・マルメロのご紹介です。
「丸めろ!」ではもちろんなくて^^;
この植物のポルトガル語での名前が、
そのまま日本名になったもの。
何を隠そう、
かんきつ系のジャム「マーマレード」の語源なのです。
花・実・実の用途も「カリン」によく似ています。
《マルメロの基本情報》
バラ科。落葉小高木。
原産地は、西アジア、コーカサス地方です。
日本への渡来は、江戸時代のはじめ。1634年に長崎にやってきたとされます。
高さは、3~5メートルほど。
花期は、5~6月にかけて。
直径5センチほどの5弁花は、薄いピンク色。
その後、10月ごろには、洋ナシ型の黄色い実をつけます。
こちらは、大きさ10センチ少々。
カリン同様、香りがとても良いのですが、そのままで食べるよりもゼリー・ジャム・ワインなどに加工されることがほとんど。
「のどに効く」点も一緒です。
《「カリン」と「マルメロ」の違いは?》
「カリン」と「マルメロ」の違いと言えば、
「実に毛があるかないか」が最大と言えるでしょう。
「カリン」はつるんとしていますが、「マルメロ」は表面に細かい毛が生えています。
そのほか、
「カリンの葉は縁がギザギザしているが、マルメロは滑らか」
「カリンの樹はマルメロにくらべて大ぶりで、 8メートルほどになることも」
などなど、ございますが、まぁ、日常生活にはあまり支障はないということで(?)、深追いはしないでおきましょう。
ところで、マルメロは長野県の諏訪地方の特産品。
国内生産量のおよそ6割が生産されています。
ちなみに、諏訪では、マルメロのことを「カリン」と称しています。
最初のカン違いが、そのまま受け継がれているようで、
名産品「カリンの砂糖漬け」は、「マルメロの砂糖漬け」のことなのです。
まぁ、どちらも「魅惑」的なよい香り、ですから、よしとしましょうか。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。
<a href="https://www.366flower.net/2006/12/post_428.html" target="_blank">誕生花の辞典:12月6日の誕生花は「マルメロ」</a>
このサイトのデータ(画像・文章)の引用・転載につきましては、必ず「お問い合わせ」をご参照下さい。非営利使用であっても、出典元表示なし・リンク設置なしの引用・転載は、堅くお断りいたします。転載する場合はせめて「引用元」を表示し、当サイトへのリンクを張っていたければ幸いです。