12月9日の誕生花は「ビワ」
12月9日の誕生花・ビワの花言葉は「温和」
《ビワ 漢字で書くと?》
12月9日の誕生花・ビワのご紹介です。
ほんのりした優しい甘さが魅力の初夏の果物、
ビワの花です。
由来はもちろん、
実が楽器の「琵琶」に似ているところから。
でもこちらの植物は、「枇杷」と書きます。
《ビワの基本情報》
バラ科。常緑高木。
原産地は、日本~中国。
西日本に自生しますが、果樹として栽培されるようになったのは、意外と最近。
江戸時代の終わりごろに、中国から大粒の品種が入ってきてからとされています。
高さは、10メートルほどになります。
葉の裏や花・果実には、細かい毛が密生します。
花期は、11月~12月にかけて。
大きさ2センチほどの5弁花は、アイボリーホワイト。
目立ちませんが、芳香があります。
その後、翌年の初夏に、「ビワ型」のオレンジ色の実が熟します。
《ビワは「縁起の悪い木」なのか?》
なんと、かつては地方によって、「縁起の悪い木」というイメージだったようなのですね。
「ビワのある家の家人は病気が絶えない・早死にする」
「植えた人の死を待って開花・結実する」
「ビワの木に登ると、枝が折れて怪我をする」
・・・などなど。
もちろんすべて迷信ですけれど。
その由来は・・・
長さ20センチを超えるような大きな葉を広げるので、庭木にすると家が日陰になってしまう故、「縁起が悪い」とされたという説と、
薬効のある葉を求めて、病人がこの木を探し回ったから・・・という説があるようです。
《ビワは薬用植物》
実を食用にするほか、葉を煎じて「せき止め・利尿」に薬効がある民間薬として、
木材は、櫛(くし)や木刀の材料として利用されます。
「縁起が悪い」どころか、多いに役立ってくれているんですな。
現在流通している品種の大部分は、その名も、
「茂木(もぎ)」「田中」。
・・・なんか、男らしいというか何というか・・・スバリでんな~!
「茂木」は、作出された地名(長崎の茂木村)」、
「田中」は、作出した人の名前です。
淡いオレンジ色の「温和」な雰囲気の実をみかけたら、
「おぉ、茂木か田中か!」と、肩を叩いてやって下さい。
(って、ホントにやらないように)
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