1月16日の誕生花「デンドロビウム」
1月16日の誕生花・デンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」
《華やかな洋ラン・デンドロビウム》
今日の花も、ランの一種です。
冬は、温室育ちの洋ランが大活躍のシーズン。
「素朴な野の花!」とは異なる洗練された美しさで、楽しませてくれます。
《デンドロビウム 名前の由来は?》
デンドロビウムとは、ギリシャ語で「樹木で生活」という意味の名前。
昨日(1月15日の誕生花)の「ファレノプシス(コチョウラン)」と同じ、「着生種」のランです。
《デンドロビウムの基本情報》
ラン科。多年草。
ラン科最大の属で、およそ1500種類もの原種が確認されているようです。
原産地は、タイ北部・ネパールなど熱帯アジアから、日本やインド・オーストラリアまで広く分布しています。
大きく3タイプ(ノビル系、デンファレ系、フォーミディブル)に分けられています。
草丈は、総じて20~80センチ。
もっとも親しまれていて、丈夫なのが「ノビル系」とされます。
日本の山地に自生している「セッコク」もノビル系の1種。
《デンドロビウムの3タイプの違いは?》
さて、「3大テノール」ならぬ「3大デンドロビウム」、それぞれの違いは、
ノビル系・・・茎(バルブ)が太く、節がある。
(写真の黄色い花の方)
デンファレ系・・・おもにオーストラリアに分布。
「ファレノプシスに似たデンドロビウム」の意味。
略して「デンファレ」。
ノビル系と同じく、バルブに節があるが、長い花茎を伸ばして花が咲くのが特徴。
(写真の紅色の花の方)
フォーミディブル系・・・日本で生まれた園芸交配種。
ノビル系に似ているが、バルブの表面に黒色の短い毛が生えるのが特徴。
冬と初夏に大輪の白い花を咲かせる。
(分別法によってはさらに「原種」が加わることも)
花色は、ノビル系がピンク・紫・赤・黄・白など。
デンファレ系が紅・白・赤・ストライプの入ったものも。
花の大きさは、3~8センチくらい。
花期は、おもに12月~5月。管理栽培されている種類なので、一年中出回っています。
ノビル系(フォーミディブル系)は、おもに鉢花、デンファレ系は切り花にされることが多いようです。
《デンドロビウムの花言葉の由来は?》
「わがままな美人」とは、これまたいろんなイメージを喚起させてくれる花言葉。
ほろ苦い思い出をお持ちの方も?
由来は如何に?と思って性質を調べてみました。
そうしましたら・・・
洋ランの中では比較的丈夫で、とくにノビル系は一般家庭でもじゅうぶん栽培可能な種、ということですので、本当は、そんなにわがままでも、ないのかもしれませんね・・・。
おそらく、「この花の華やかな美しさには、『わがままだけれども、魅力的な美人』が似合うであろう」とイメージされた花言葉なのでは?
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