7月27日の誕生花は「フウロソウ」
花言葉は「変わらぬ信頼」
漢字では、「風露草」と書きます。
風流ですね。
フウロソウ科、多年草。
日本を含む、世界の温帯に広く分布します。
高さは、種類によりますが、30~80センチ。
花期は、7~9月。
高原の草地などに咲く5弁花は、紅紫や白、ピンクなど。
均整の取れた美しさで、目を惹きます。
日本全国に多数が自生し、地名や形状の特徴を冠した命名がポイント。
「アサマ(浅間)フウロ」
「チシマ(千島)フウロ」
「ミツバ(三つ葉)フウロ」
「ヤクシマ(屋久島)フウロ」などなど。
「御当地ソング」ならぬ「御当地フウロ」が、ありそうですね。
なお、薬用植物として名高い「ゲンノショウコ」や、窓辺を飾る元気者「ゼラニウム」も、同じ仲間。花が良く似ています。
園芸種として、西洋系の品種も導入されています。写真は、こっちのタイプ。
こちらは「ゲラニウム」と称されていることも。
(ゲルマニウム、ではナイ。何となく美容に効きそうですが^^;)
花色も、黒褐色など、個性的な風貌のものもあるようです。
「ゲンノショウコ」は、「現の証拠」と書きます。
古くから消化器系の不調を改善する民間薬として利用されてきました。言わば、「和風ハーブ」と申せましょうか。
下痢止めや、胃腸の虚弱改善によく効き、その効果たるや「現によく効く証拠」。
副作用もなく、おだやか、かつ確実に、症状を改善してくれる妙薬。
整腸薬のスタンダード「セイロガン糖衣A錠」にも、配合されています。
製造法は、地上に生えている茎や葉を刈り取って、天日干し。
地上部を原料とする漢方や民間の生薬は、その植物が一番勢いのよいシーズンに採取するのが大原則だそうで、生薬成分の含有量が最大になっているのです。
ゲンノショウコにとっては、7月の下旬「土用の丑」の頃が、トップシーズン。
今がまさに、「ゲンノショウコの旬」というワケなのです。
おまけに、若葉は、かの有毒植物「トリカブト」にとてもよく似ているので、確実に見分けるには、花が咲くまで待つべし・・・ということも含んでいるんですね。
またまた、先人の知恵に、脱帽であります。
今も昔も、その効き目は「変わらぬ信頼」を集め続けているのかな?
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